辛口アニメ評論ブログ

新アニメの感想を辛口で勝手に述べまくるブログです。

2012年のアニメ

リトルバスターズ!の感想及び評価

リトルバスターズ!見ました。
原作に定評のある作品を、満を持してのアニメ化。
原作に思い入れの強い方も多いだけに、ファンのハードルも高めに設定されてそう。
以前から京アニで作るのでは?という噂(というか待望論)が多かったので、京アニ以外の制作会社が作る
ことに不安が無いと言えば嘘になります。
そのせいなのか、彩色の仕方とか、キャラデザとか、少なからず京アニを意識しているような気も…。
静止画だけ見ると、京アニかと錯覚させる「擬似京アニ」的な感じ。

 ❏ A&G
ゲーム原作のアニメについての見解は、恋チョコロボノの記事で散々述べているので割愛いたします。
同じくゲーム原作アニメのロボティクス・ノーツが「なるべくゲーム臭を消す」というスタイルを取ったのに対し、
このアニメでは「ゲーム感を全面に押し出す」というスタイルを選択。
なので、随所においてゲームのプレイ画面が目に浮かぶような作り方をしています。
例えば、キャラクターの登場に合わせてそのキャラのテーマ曲が流れたり、ミニゲームを再現してみたり、
話をミッション形式にしてみたり、次回予告をドット絵にしてみたり。
この作品に合ったスタイルを追求していく姿勢は評価できます。
とはいえ、ゲーム原作は構成が難しいのも事実で、展開としてはオーソドックスに一人ずつ攻略していく
流れになりそう。それに加えて、ギャグとシリアス入り乱れているため、ある意味カオス。

 ❏ ほっちゃん!ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!
アニメ化にあたって、主人公の声がタミーからほっちゃんに変更。
ほっちゃんの男性役はおとボク以来(?)なので、若干の不安はありましたが、完全なる杞憂でした。
「あぁ、ほっちゃんだな」っていうのはスグ分かりますが、これといった違和感はありません。
元々、癖の強くない声質のため、あまり色をつけたくない主人公キャラにはピッタリはまる。
今期はさくら荘でも男性役を演じており、ここにきて新境地開拓か?
みゆきちやうりょっち、最近だと伊瀬ちゃんあたりが両刀使いとして活躍されていますが、そこにほっちゃん
まで加わるとなると、この枠は超激戦区になりそうな予感。
演技の幅も広がるので、それはそれで良いことだとは思いますが、男性キャラをメインでやっている
若手女性声優達にはちと厳しくなるかも。

 ❏ ネ申曲祭り
このアニメの長所の一つとして挙げられるのは、音楽の良さ。
テーマ曲はもちろん、BGMも含めて耳に入る音楽という音楽の全てが素晴らしいですよね。
文句のつけようがないというか、永遠にループしていても聴き続けられるレベル。
音楽ってゲームでは核となるくらい重要な存在ですが、アニメでもそうあるべきだと思います。
名作と呼ばれているアニメには、必ずと言っていいほど名曲が伴っていますし、音楽の使い方ひとつで
印象もだいぶ変わります。
それなのに、ゲームに比べるとアニメ音楽(特にBGM)はまだ軽視されがち。
マクロスやアクエリオンを作った河森監督は、いち早くその重要性に気付き、音楽というものをテーマに掲げた
アニメをたくさん作りました。
実際、それらのアニメは評価も高く、そこで使われた楽曲は未だに人気が衰えません。
さすがに、それらみたいにボーカル入りの曲をガンガン挿入とまではいきませんが(しなくて正解)、
まるでゲームのように同じメロディーをループさせたりと、BGMの使い方は特殊。
その辺からも、音楽に対するこだわりが伝わってきます。

 ❏ ヒット・ザ・ターゲット
このブログ内での流行語大賞を獲得した「ターゲットを明確に」ですが、それはこのアニメにも言えます。
原作ファンへ向けたものなのか、それとも新規ファンを獲得するためのものなのか。
今のところ後者っぽいですが、「あわよくば両方」というのは考えが甘い。
それをやってしまうと、どっちのファンも逃してしまいます。
一般的なゲームや漫画ならともかく、リトルバスターズ!クラスだと原作に思い入れが強い人も多く、
両方を納得させるものを作るのは難しいでしょう。
どちらを選択するのか見ものです。
あと、登場する女性キャラの可愛らしさは異常。
ビジュアルはもちろん、内面的な部分においても萌えの王道を行っていて、よく練られたキャラクターだなぁ
と感心するばかり。
最近のアニメにありがちな「一発狙いの変化球萌え」ではなく「ド直球萌え」なため、萌えに安定感がある。
なるほど、原作が人気出るのも頷けます。

リトルバスターズ!公式HP
      
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Kの感想及び評価

K見ました。
あらゆる部分において、ポテンシャルは凄く感じるのですが、それを上手く活かしきれていないという印象。
歯車が少しずつズレていて、それがきちんと噛み合っていれば、もっと大変なことになっていたかも。

 ❏ 超絶作画
1話目は、TVシリーズでは滅多にお目にかかれないくらいの超絶作画。
それ以降は、そこそこレベルをキープしつつも、戦闘シーンだけは業界トップクラスのクオリティー。
全体的に見ても大きく崩れることはなく、比較的高いレベルで安定しています。
主要キャラだけでなく、背景やモブの描き込みにも一切の妥協無し。
「本気出せば、京アニ以外でもこのレベルの作画が出来るんだぞ」というのを示したかったのでしょう。
内容はともかく、作画に関して言えば、かなりの衝撃を受けたのも事実。

 ❏ 生でダラダラいかせて
作画やキャスト・演出等が素晴らしいだけに、ストーリー展開の遅さや内容の薄さが悔やまれる。
設定もキャラクターもよく練られてるのに、どうしてこうなった。
やりたいことは伝わってくるのですが、それが多すぎるが故にまとめきれていない感じ。
説明と回想だらけで、ちっとも話が進まないし、何の伏線にもなっていない無駄なシーンも多い。
1クールのうちの半分くらいを見逃しても、話に付いていける。
1話見逃したら展開がサッパリ分からなくなる「めだかボックス」とか「ギルティクラウン」よりかは視聴者に
優しいですが、ここまでダラダラされてしまうと単にテンポが悪いとしか感じない。
前述した通り、戦闘シーンは視聴者を画面に釘付けにさせるだけの力があるんだから、もっと戦えばいいのに。
このアニメを通じて平和主義を主張したいのかってくらい戦わない。
視聴者は戦闘シーンを求めてるのに、スカされまくってストレスだらけ。
制作サイドが表現したいことと、視聴者が求めていることとのギャップを最後まで埋められなかった。

 ❏ ミクロとマクロ
原作のGoRA(ラノベ作家7人組)それぞれには、かなりの才能を感じますが、それを一つにまとめる過程に
問題があったというべきか。
話によって、雰囲気や構成にバラつきがありますし、作品全体の統一感に欠ける。
才能の巣窟という意味ではリアルさくら荘状態なのですが、その才能をまとめる空太的存在が欲しかった。
要素を詰めすぎていて、完全に消化不良。
焦点ブレブレで、誰に感情移入すればいいのか分からないし。
この1期(?)全体が今後の物語の大きな伏線で、もう3クールくらい話が続くのであれば、評価は一変します。
実際、1クールで描ききれるような風呂敷の広げ方ではないですし、キャラの多さやキャストの豪華さ等、
このアニメに対する力の入れ具合から考えると、その可能性も少なくはないかと。
K-Projectって銘打ってるくらいですから、これだけで終わるとも考えにくい。
そうなった場合に取り残されないためにも、見ておく必要はあるのかな。
ですが、この1クールだけを見て評価しろと言われると、こういう感じにならざるを得ない。
現段階では、惜しいというか、もったいないというか、それしか言いようがないですかね。

K公式HP

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ロボティクス・ノーツの感想及び評価

Robotics;Notes(ロボティクス・ノーツ)見ました。
こちらも、なかなか核心に触れそうで触れないスタイルのアニメですね。
話が進んでるんだか進んでないんだか、よく分からない。
たまにシリアスな雰囲気を醸し出しますが、(今のところ)笑える部分も結構多いため、息苦しさは感じません。

 ❏ 汝、比べるべからず
原作が空想科学ADVシリーズ作品ということで、どうしてもシュタインズ・ゲートと比較されがち。
共通のキャラが出てきたり、似たような世界観(世界線)だったりするので、比べたくなる気持ちも分かります。
ですが、シュタゲは映画化されるくらいの人気作で、実績も十分残している2011年度を代表する名作です。
それと実力未知数の新アニメを比べるのは、いくらなんでも可哀想。
比べるのであれば、きちんと最後まで見て、それからの方が良いでしょう。
原作のゲームを両方クリアされていたとしても、それは変わりません。
スタッフは原作の魅力を最大限に引き出せるようにアニメを作っている訳ですから、それがガッチリとハマれば
その面白さが何倍にも膨れ上がることもあります。
つまり、原作の物語性では劣っていたとしても、やりようによっては十分に逆転が可能ということ。
なので、原作どうこうではなくアニメとして見た場合にどうなのかが重要となってくるのです。
で、実際の所どうなのかというと、アニメとしての完成度は決して低くないと思います。
ロボワンのバトルも結構燃えましたし、ポケコンの使い方も上手い。
また、劇中劇とも言える「機動バトラーガンヴァレル」のアニメも全力で作ってますし、そのようなアニメならでは
の要素も高いレベルで作り込まれています。

 ❏ ベストスタイル
ギャルゲーも含め、テキストアドベンチャーゲームのアニメ化って、正直難しいんですよね。
「ルート分岐やフラグの建て方なんかも、もっと良いやり方があるのではないか?」と常々感じています。
一応、スタイル(話数の許す限り各キャラの√を追っていく)が確立されてはいるものの、それがベストだとは
思えません。まだまだ発展途上というか、改良の余地があるジャンルなのではないでしょうか。
キミキスではW主人公システムが生み出されましたし、アマガミSSではキャラ毎に世界線を変えるという
画期的なスタイルが生み出されました。
それらのように、ゲーム原作のアニメは新しいスタイルにどんどんチャレンジしていくべきだと思います。
やったもん勝ちじゃないですけど、ビシッとハマるものがあれば、そのスタイルが後々のスタンダードになる
可能性だってある訳ですから。
そうならなかったとしても、選択肢が増えれば増えるほど表現の幅は広がっていきます。
原作によって向いているスタイルが絶対に異なるはずですから、前例に法って無難に作るのではなく、
その作品に本当にマッチするスタイルを見つけて欲しいところです。

 ❏  熱血ヒロインあき穂ちゃん
このアニメの最大の特徴は、主人公が無気力という点。
異常なほどに親近感は湧くのですが、主人公としては異質ですね。
若干見ていてイライラするというか、早くヤル気スイッチ押せよって感じることが多々あります。
そこが、このアニメの評価を下げてしまっている一因かと。
そこで救いとなるのが、 熱血ヒロインあき穂ちゃんの存在。
明るくて熱血でロボットオタクという、こちらもヒロインとしては異質なキャラクターです。
二人が一緒にいるシーンも多いですし、うまいこと長所と短所を補い合っている感じ。
主人公だけに感情移入しようと思うとマイナス面にばかり目が行きがちですが、少し視点を変えて
「あき穂ちゃんと二人で一人のW主人公」だと思って見れば、全く問題ありません。

 ❏ デュフフコポォ オウフドプフォ フォカヌポウ
オウフwwwキャスト陣がなかなか良い味を出してまするwww
くぎゅ氏の2キャラ演じ分けとかマジ神wwくぎゅううううううううううううううううううううううううううううううwww
おっと、思わずくぎゅう病を患ってしまいますたww失敬失敬ww
あき穂を演じるナンジョルノ氏も、こんな引き出しもあったんだってくらい新鮮な演技キタコレwww
燃え萌えだおwww
そして、一番印象的なのは何といっても名塚ママのフォカヌポウwwwもとい、フラウ・ボゥでしょ常考www
ドプフォwwwシュタゲのダルもかなりインパクトありましたが、それをも凌駕するくらいのキャラの濃さwww
まるで拙者を見ているかのような再現度の高さに脱帽でござるよww
某番組で、名塚氏は「作中に出てくるオタク(ネット)用語は意味も発音全く分からない」って言ってましたが、
それを感じさせぬリアルな演技wwwコポォw

 ❏  ノイタミナクオリティー
新世界よりと同様に、一つの目的に向かって一直線という展開ではなく、色々寄り道しながら、最後に
それを繋げていくタイプの作品かと。
なので、本筋に突入するまではピリピリするような緊張感ある展開は少ない。
それでも、アニメ自体がしっかりできているため、伏線の段階でも全然楽しく見れています。
原作廚とシュタゲ廚の野次や裏番組(ひだまり)との関係で、やや存在感が薄くなってしまっていますが、
アニメとしてのデキは比較的高レベルかと。
個人的には、もっと評価されるべきタグを付けても良い作品だと思います。

ロボティクス・ノーツ公式HP

   
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新世界よりの感想及び評価

新世界より見ました。
正直、色々とややこしいし難しい内容です。
しかしながら、それをちゃんと理解すると、一気に世界が広がっていくのが分かります。
そこまで辿り着くのにやや時間はかかりますが、しっかりとした見応えのあるアニメです。

 ❏ 超々スロースターター
壮大なスケールの物語なため、その全貌が見えてくるのにどうしても時間がかかってしまう。
「序盤に見せ場を持ってきて視聴者の心を掴む」という最近のアニメの傾向からは逸脱してると言えます。
よって、序盤~中盤にかけてはどうしても刺激が少なくて弛みがち。
話が壮大で作り込まれていればいるほど、その世界観を説明するための時間が多くなってしまいますから。
ひと通り説明が終わるまでは、面白い内容とは言い難いですが、物語を進める上では必要不可欠なので。
その倦怠期さえ乗り越えれば、その先にはこれ以上ないくらいの面白さが待っています。
謎だらけでバラバラだったピースが少しずつ埋まっていき、それが一つに繋がった時の快感は半端ない。
スリルと緊迫感で、片時も目が離せなくなること請け合いです。
最近では、キングダムモーパイなんかもこのパターンかも。
それらの作品で、「序盤は低空飛行でも信じて見続けていれば急激に面白くなることもあるんだ」ということを
身をもって学びましたので。
この作品も、それらと同様に原作に定評があったため、途中で切らずに見続けることはできましたが、それを
知らずにアニメだけを見ていたら、本筋に入る前の段階で挫折してしまっていた可能性もあったかも。
一応、内容を補足するための番組もやってるみたいですが、CSオンリーだから見れないし。
HPも用語解説等は無く、必要最低限の情報だけしか載ってないので、それだけだとちょっと不便。
もう少しユーザーサポートが充実していれば、もっとファンが付いていたかもしれません。
ただ、BD等には特典としてその番組の他に設定資料集まで付いているみたいなので、それを見ながらで
あれば、かなり理解は捗りそう。

 ❏ 残念作画でキモかわいい❤
人間キャラに関して言えば、作画は残念な部類。
回によってバラつきはあるものの、全体的に薄っぺらい感じ。
顔や服に影を使わない描き方をしているんですが、最近アニメではあまり見ない手法かと。
物語が進むにつれてキャラの年齢も変わっていくので、ずっと同じキャラを描き続けられないっていうのも
顔が安定しない原因か。
ただ、人間以外のキャラクターのデザインは秀逸。
人外生物の何とも言えない気持ち悪さや不気味さ加減は、このアニメの大きな魅力の一つかと。
キモかわいいって言うと語弊があるかもしれませんが、一度見たら忘れられない独特な姿は見ものです。
残念作画のおかげで、より気持ち悪さが増していますし。
作画の悪さがプラスに働くことって少ないので、非常に稀なケースかと。
それでも話のメインは人間な訳で、そこが厳しいとなるとちょっと・・・。

 ❏ カタルシスを語るッス(自爆)
最近のアニメは1クールが前提となってしまっているため、それに合った分かりやすくて展開が速いものが
増えてきています。
なので、視聴者も段々とそれに慣れてきてしまい、以前に比べて忍耐力がなくなってきているのを感じます。
そのため、視聴者に飽きられないように、なるべく早くクライマックスを迎え、そのテンションを最後まで維持する
というパターンの作品が多い気がします。
それはそれでアリだとは思いますが、このアニメのようにコツコツと話を積み上げていくという作品がもっと
あっても良いと思う。
物語が佳境を迎えるにつれて、それまでの伏線や謎が一気に解き明かされ、急激に面白くなるという感覚は、
スロースターター作品でなければ味わえませんから。
そういうカタルシスをもっと頂戴。
原作はSF大賞も受賞してますし、その内容についてはお墨付き。
あとは、序盤の静かな展開と作画にさえ耐えられれば、といったところでしょうか。
途中で切ってしまった方にとっては、にわかには信じ難いかもしれませんが、ここまで来ると続きが気になって
仕方なくなります。
全話見て設定や世界観を理解した上で、もう一度最初から見返すと、初回視聴時には分からなかったシーン
や伏線が分かって、超絶面白くなりそうな予感。
ライトなアニメや安直な萌えアニメに辟易していて、もっと壮大で重厚なアニメが見たいという方には
ピッタリな作品だと思います。

<追記>
その後、HPもだいぶ充実してきたため、かなり理解が進みました。
普通のアニメだったら、こんな文字だらけの用語集とか全く興味が湧かないのに、このアニメの場合は
世界観の理解度とアニメの面白さが比例しているため、どんどん読み進めてしまう。
これだけドハマリしたアニメ、久々に見たなぁ。

新世界より公式HP

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絶園のテンペストの感想及び評価

絶園のテンペスト見ました。
  《作品概要》(Wikipediaより抜粋)
ジャンルはファンタジーだが、推理物の要素もある。物語に出てくる都市は、神奈川県 湘南地域の中心地藤沢市又その周辺地域を舞台(モデル)にしている。
ある日、魔法使いの姫君が魔法が使えない無人島に閉じ込められた。その一方、1人の少年が復讐のために魔法使いと契約した。復讐と魔法が織り成す、前代未聞の戦いが始まる。

 ❏ アッー!

もっと小難しい内容なのかと思ってましたが、実際に見てみるとそうでもなかったです。
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お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっの感想及び評価

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(通称おにあい)見ました。
ラブよりもコメディの方に比重を置いたラブコメアニメ。
内容そのものに対する目新しさは少ないものの、それ以外の部分で興味深い点はいくつか有ります。

 ❏ 名は体を表す
最近のラノベではすっかりお馴染みとなった、長くて目を引くタイトルですが、これがこのアニメの全てを
表していると言っても過言ではありません。
まさに、これ以上でも、これ以下でもない内容。
超ブラコンの妹が、様々な試練や障害(?)を乗り越えて、お兄ちゃんに迫っていくというもの。
一見、危うい設定のようにも感じますが、主人公である兄が人格者であるため、全くと言っていいほど妹に
特別な感情を持っていない。そこだけ妙に現実的というか。
それが、このアニメの一番の特徴とも言えます。
なので、某ヨス◯のように一線を越える心配がなく、安心して見ることはできそう。
ただ、そうと分かった以上、これといった物語性もないので、話を楽しむというよりは、絵や設定・雰囲気と
妹の暴走を楽しむアニメだと割り切って見るしかないかな。
タイトルといえば、毎回サブタイが凝っていて面白いです。

 ❏ ハーレムビート
前項で述べた通り、ストーリー性はほぼ無し。
よって、メインとなるのはラブコメ的展開。それも、男性一人のハーレムもの。
今期のアニメで言えば、寮という点では「さくら荘」、ハーレムラブコメという点では「ToLOVEる」と、どちらとも
被っている部分がある。その2作品の中間的位置というか、良いとこ取りというか。
萌えアニメのお手本でもあり、教科書みたいなアニメ。
それくらい萌えの王道(どちらかといえば古典)を真っ直ぐに突き進んでいます。
中妹の記事でも書いた通り、こういうアニメはいつの時代にもあって然るべきなのです。
ISの円盤が3万枚売れたように、むしろ一般層にはこういうアニメが支持されているみたいですし。
これから萌えを始めたいという方にとっては、萌えの基礎が学べるため重宝するのでは。

 ❏ 15歳だけど実力さえあれば関係ないよねっ
メインヒロイン(?)である妹の秋子役に、15歳の木戸衣吹氏を抜擢。
学園モノでは珍しく、中の人の方がキャラの年齢(17歳)より若いという珍現象が起きています。
肝心の演技の方はというと、棒とまではいきませんが、さすがに若干の初々しさは感じます。
しかし、それがプラスに作用している部分もあるかと。
例えば、「ぐへへ」とか「ぐぬぬ」っていう台詞なんかは、初々しさが残っているからこそ言える台詞。
これを完成された声優が演じても、むしろ不自然さが際立ってしまいそうですし。
それよに何より、こんな下ネタ満載のアニメで15歳の女の子がヒロインを張っても良いものなのだろうか。
まぁ、エロよりはコメディ要素の方が強いので、さすがにToLOVEる並のアヘ声は無さそうですが、キャラに
よっては結構ストレートな下台詞も多いため、同じ現場にいるのが気まずいと思う。
この歳から英才教育を受けてたら、将来キタエリみたいになっちゃうよ。
さらには、アイカツ!に出ている13歳の子(諸星すみれ)も途中参戦。
誰の趣味なのかは分かりませんが、倫理的にどうなのよ。
とか言いながらも、年端も行かない少女が発するひyな単語を合法的に楽しむのが通ってもんよ。

 ❏ 自分らしさとは
ココロコネクト辺りからSILVER LINK.らしさがすっかり鳴りを潜めてしまっていて、何だか物足りない。
キャスティングと変な時間配分には個性を感じますが、映像面は至って普通。
大沼心たん演出の作品と、それ以外のスタッフの作品とでギャップがあり過ぎて、耳キーンてなるわ。
そこ(作風)は、社として統一した方が良い気もします。
京アニやシャフトなんかは、スタッフが変わってもしっかりとした軸があるため、どの作品にも共通するものが
ありますし、一目見て分かるくらいの個性が詰まっています。
せっかく、新房監督の下で修行を積んだ大沼心たんを抱えているんだから、SILVER LINK.としてはそこを
全面に押し出していくべきだと思うのですが。
シャフトにおける新房監督みたいに、全作品に大沼心たんを監督として据えれば、個性的なアニメが生まれて
他社との差別化も図れそうなのに。
まぁ、色々と事情があって難しいのでしょう。
個性的なアニメって博打要素が強いから、大ヒットか大爆死かの二択になる可能性が高いですし。
よっぽど自信がない限り、手を出しづらいのも分かります。
それでも、SILVER LINK.にはアニメ界の先陣を切って欲しいんだよなぁ。
それが出来る社(人)って限られてますから。
イクシオンサーガDTのEDで「この度出ましたるは驚愕&衝撃のanimation、隣と同じじゃKUUKIみたい」って
歌詞がありますが、まさにその通りで。
空気みたいなアニメって腐るほどあるので、もっと尖ったものをください。

 ❏ It's so fun! But...
話をおにあいに戻します。
これといって尖ってはいませんが、マジ基地具合とかは見ていて楽しいのも事実。
言うなれば、「interesting」的な面白さではなく「funny」的な面白さですかね。
ただ、映像面での斬新さが無い分、一回見ればそれで十分。
同じ回を繰り返し見返すほどではないかな。

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ公式HP

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えびてんの感想及び評価

えびてん見ました。
某ニコニコサイトでの先行配信の時からあまり良い評判は聞いていなかったのですが、実際に自分の目で
見て確かめたところ、大方その通りかと。
おかげで、ある程度ハードルが下がっていた分、思ってたよりは見れています。

 ❏ 凸守 デコ盛り系アニメ
このアニメはパロディ&脱線を楽しむのがメインで、物語性は薄く中身はスッカラカン。
本筋だけをギュッと詰めたら、3話くらいで収まるんじゃないかってくらい。
アニメ界で最近流行りつつあるジャンルですね。
こういうタイプのアニメを、本筋(ストーリー)の周りをデコレーション(脱線)で盛りまくりという点から、
「デコ盛り系アニメ」と勝手に今命名しました。
日常系よりはストーリー性があるけど、それをメインで楽しむには弱すぎる。
最近ではニャル子とか貧乏神が!なんかも、このジャンルに属するのではないでしょうか。 
その2作品はちゃんと面白かったですし、そのジャンル自体が悪いということではありません。
ということは、このアニメそのものに問題があるということになるのかと。

 ❏ オッサンホイホイ
前述の通り、えびてんでは毎回何らかのアニメや特撮を元にしたパロディを取り入れています。
公式なのか非公式なのかは分かりませんが、やり過ぎだろってくらい。ギリギリセウト。
それも、主に30代超のオッサンにはドンピシャなものばかり。
全体におけるパロディの占める割合が大きいため、その元ネタが分かるか分からないかだけでも、
だいぶ面白さが変わってきそうです。
EDはパロディの元ネタに関する曲をカバーしているのですが、どれも思い入れの強い曲なので、嬉しい反面
ズコーカバーじゃなく原曲が聴きたいという気持ちも。

 ❏ えろたん
この手のアニメではお馴染みとなったお色気シーンも、もちろんあります。
しかしながら、このアニメではそれがちょっと特殊で、ToLOVEるのように全キャラ見境なく裸になるのではなく、
エロ担当キャラが一人決められています。
そのキャラ(金森)が、この世の全てのエロを請け負っていて、他のキャラのエロシーンは基本無し。
おかげで、金森が画面に登場してきた時点で何らかのエロを連想させるというパブロフの犬状態。
作画も、何故かエロシーンだけはクオリティ高いし。
顔やら髪やらは二の次で、下着のシワや筋に全精力を注いでいることが伺えます。
そりゃ、そういうシーンの方が描いてて楽しいだろうけれども。
このアニメ全体に言えることですが、力の配分がおかしいって。

 ❏ 転載禁止!?
公式HP が某巨大掲示板のまとめサイト風になっていて面白いです。
レイアウトからアフィ広告風広告に至るまで、なかなか凝った作り。
内容も本家にかなり似せていて、思わず笑けてしまうレベル。
10月からほぼ毎日、何らかの記事を更新してるってのも凄い。
HPにここまで力を入れているアニメは少ないので、その点については大いに評価できます。
スッタフには愛されているというか、楽しんで作っている証拠かと。
アニメ以外の部分に労力を費やすっていうのは大変なことですしね。
まぁ、アニメ制作そのものは先行配信の段階で終わっていて、他にやることがないっていうのもあるとは
思いますが。
HPをまだ見ていないという方は、ぜひ一度訪問してみることをオススメします。(リンクは下にあります)
これを見れば、本作の見方が多少は変わるかも?

 ❏ おまえのものは俺のもの
他人のフンドシどころか、他人の身ぐるみ引っぺがして使えるものは何でも使ってしまえ精神。
前述した2作や銀魂を見ても分かるように、パロディも上手く使えば視聴者のハートをガッツリ掴むことが
可能なテクニックではあります。
ただ、それにも限度ってものがありまして。
途中から何のアニメを見てるのかサッパリ分からなくなる。
もう少し自我を持って欲しいというか、自分の作品に自信を持って欲しい。
こっちは、えびてんという作品が見たいのです。
アニメを作るからには、パロディされる側(=認知度が高い)を目指して欲しいですよね。
再三言ってますが、本筋以外の部分の印象が強すぎて、どんなストーリーなのか全然頭に入ってこない。
何だか良い話もあったような気がするのだけれども、すぐには思い出せません。
ギャグとかパロディとか、その瞬間瞬間は楽しいのですが、時間が経つと何も残っていないことに気づく。
そんな、花火のような儚さを持つアニメです。

えびてん公式HP


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アイカツ!の感想及び評価

アイカツ!見ました。
サンライズ制作ということで注目はしていたのですが、紛れもなく幼い少女向けアニメ。
夢がいっぱいでキラキラしていて、女の子が好きそうな要素が盛り沢山です。

 ❏ アイドルなんて楽勝!楽勝!
中学生の女の子がアイドルを目指して日々努力するという物語なのですが、見事に期待を裏切らない内容。
王道というか、ベタというか、先が読めすぎて怖い。
このアニメは幼稚園~小学生くらいの女の子をターゲットとしているので、それくらいがちょうど良いのかな。
ただ、あまりにも順風満帆な展開のため、これを見た幼女が「アイドルなんてチョロいな」って思いそうで不安。
現実はもっと厳しいんだぞ!って教えてやりたいけど、アニメの中でそれをやったところでトラウマを植え付ける
だけか。そこら辺の温さが、大きいお友達にはやや物足りなく感じる原因。

 ❏ うわっ・・・CGのレベル、低すぎ・・・?
このアニメはアーケードのデータカードダスが元となっていて、その販促的な意味合いが強い。
なので、カードを使ったコーディネートと、それに伴うオーディション(PV)が毎回必ず組み込まれます。
それ自体は仕方ないことなので許容範囲ではありますが、問題はそこで使われるCGのクオリティ。
とにかく安っぽいというか、CG黎明期レベル。
「ダンス等の複雑な動きにはとりあえずCGを使っておこう」という時代は終わって、今はいかに手描きとCG
との差を無くすかに力を注いでいる時代なのに、完全に逆行しています。 
顔が平面だし、表情は固いし、一点を見つめてるし、リップシンクも粗いし、人形みたいな指だし。
ちゃんと踊ってはいるのですが、何と言うか、魂がこもっていない。
他にも、ダンスのモーションデータを全キャラ共通で使用しているため、複数人でダンスする時の動きが
機械的に完全一致していて個性もへったくれも無かったり、髪の影が物理演算じゃなくテクスチャだったり、
挙げ出したらきりがないです。
CGに関しては、同じバンナムのアイマス、同じくサンライズのラブライブとは天と地ほどの差。
それら2作品はキャラ毎に動きに癖があって、同じ振り付けでもキャラによって歩幅が異なっていたり、
ステップのタイミングを微妙にズラしていたり、表情を変えるタイミングがそれぞれ違っていたりと、細かい
部分まで作り込まれている。
それが当たり前のように思っていましたが、アイカツを見て改めてその凄さを感じました。
おそらく、アーケード版や3DS版と差が出ないようにしているのでしょうが、その配慮はいかがなものかと。
向こうはそもそもゲームな訳で、自分が操作ができることを前提としたプレイアブル用CG。
それをそのまま観賞用のムービーとして使ったら、見ていられなくなるのは当然の結果です。
ゲームしている人やこれからする人は「TVと同じCGでゲームが出来て嬉しい」かもしれませんが、ゲームを
しない(と思われる)でアニメだけ見ている大きなお友達にとっては「なんだこのCGは!?」ってことになる。
現在のCG技術の最高峰と言われているミクの日感謝祭を見習って欲しい、とまでは言いません。
さすがに、予算の限られているTVアニメにそこまでを求めるのは酷でしょう。
それでも、せめて他のアニメ並には頑張って欲しかった。
まぁ、映像商売ではなく、販促が目的である以上、致し方ないことなのかな。

 ❏ ガンダムAGEなんて無かった
表向きには小さい女の子をターゲットにしているものの、同時に大きなお友達層も狙っているような感じが
随所に垣間見えます。
というのも、能登かわいいよ能登氏や団地妻・寿氏をキャスティングしている点とか、途中に入るCMが
声優のCDだったりとか、無駄にローアングルが多い点とか。
ジャイロゼッターの記事でも書きましたが、お子様向けに全力で作った結果、副次的効果として大人も
釣れる分には何の問題もありません。
しかしながら、ハナから両方取り込もうとすると失敗する可能性が高くなる。
それでも、そこは天下のサンライズ。
大人も子供も虜にしたガンダムというノウハウがあるので、上手くやってくれる・・・ハズ。

 ❏ 13歳のボイスワーク
主人公の中の人の諸星すみれ氏は13歳(2012年11月時点)ですが、なかなか面白い存在。
さすがに現役バリバリの声優陣と比べれば演技力は多少アレですが、その初々しさが新人アイドルという役
とマッチしていて、逆に良い味を出している。ちなみに、13歳にして声優歴が早くも6年だとか。
あの悠木碧ちゃんだって、マイメロの琴ちゃん(八武崎時代ですが)を演じていた時はこんな感じでしたし。
声優界にも低年齢化の波が訪れつつあるみたい。
確かに、専門学校を経てジュニアからスタートするよりも、子役として劇団に所属しながら声優もこなす方が、
キャリアが長く積めるという利点はあります。
最近では声優のアイドル化も進み、若い子が持て囃される傾向があることも否めません。
その弊害として、ライフライナー平野氏のように路線を間違えたり、しっかりとした技術を身に付けておかないと
旬が過ぎたら役が減ったりすることもあるので、どちらも一長一短。
個人的には、色んなタイプの声優がいてもいいじゃないですか、って感じですかね。
全員が似たような経歴を持った画一的な声優だらけになってしまってもつまらないですし、色んな人がいた方が
アニメにも深みが出ると思います。
ただ、プロモーションがメインのタレントを起用するのだけは、ご勘弁願いたい。

 ❏ 視聴者の期待に応えるアニメ
アイドルが題材なだけあって、挿入歌等も含めて楽曲は良いものが多いです。
下ネタも無ければ、悪い奴が出てくる訳でもないですし、ドロドロした恋愛模様とかも描かれそうにないので、
ゴールデンの時間帯に一家揃って見ることのできるタイプのアニメです。
それ故に、大人のアニメ好きには温くて刺激が足りないと感じるかも。
某アンパンのヒーローのアニメみたいに、先の展開が見え見えでも見事にその通りに展開しますから。
決して面白く無い訳ではないのに、これといって印象に残らないのも、そのせいでしょう。
CGには目を瞑り、子供向けと割り切って見れば、そこそこ楽しめるとアニメだと思います。

<追記>
視聴者の声が届いたのか、大きなお友だちを意識し出したのか分かりませんが、回をおう毎に
CGのクオリティーが上がってきました。
ベースがベースなのでハイクオリティーとまではいかないですが、目を覆わなくて良いくらいにはなったかと。
表情や指とかは相変わらずですけどね。

アイカツ!公式HP
   
↑見たくなった方はこちら  ↑主題歌はこちら      ↑ゲームはこちら

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中二病でも恋がしたい!の感想及び評価

中二病でも恋がしたい!見ました。
なるほど、良いところに目を付けましたね。
全くの他人事として見れば普通に笑えるネタなのですが、何となく気持ちが理解できてしまうという部分もあり、
それを含めた自虐的な面白さも大きいかと。
アニメ好きは、カタギの方に比べて中二的センスが優れているため、より面白く感じるのではないでしょうか。
映像に関しては、ただ綺麗というだけでなく、妄想バトルを全力で作画してみたり、ギャグアニメっぽい演出を
取り入れてみたりと、遊び心も満載。
細部までこだわりを持って作っているので、余計なことに気を取られることがなく、アニメに没頭出来ます。
この安心感は京アニならでは。

 ❏ 京アニの新境地 
「原作に忠実」でお馴染みの京アニですが、今作では主要キャラの大半がオリジナルキャラという思い切った
アレンジを加えています。
極東魔術結社のメンバー(部員)も、くみん先輩と凸守がオリキャラですし、プリーステスもキメラも原作には
登場しないとか。
つまり、「原作に頼らずとも、これだけの内容の物を作れるんだぞ」ということを証明したことになります。
これで京アニは、また一つ新たなステージへと足を踏み入れたと言えるでしょう。
オリジナルキャラを作る際に使用した設定画等をHPで公開しているのも、ファンには嬉しいサービス。

 ❏ 進化する京アニ
ハルヒの時点で既に完成されていると思われた京アニですが、思い返してみれば、それ以降も常に進化
し続けています。 
例えば、『らき☆すた』では萌えるキャラ作り、『けいおん!』では可愛く見える女の子の動きや仕草と音楽
へのこだわり、『日常』ではスピード感とギャグのアクションや演出、『氷菓』では緻密な背景と凝ったCGの
使い方など。
これらはほんの一部ですが、毎回何かしらのテーマを持って挑んでいることが分かります。
爆死と言われようとも、色んなジャンルのアニメを作ることが将来に繋がると考えてのことでしょう。
そこで身に付けたノウハウを次のアニメへと活かしているので、アニメを作れば作るほど経験値が蓄積され、
レベルが上がっていくという好循環。
安易に下請けや海外へと外注せず、自社制作を徹底している京アニだからこそ出来る芸当ですね。
今作では、前述したように「オリジナルへの挑戦」がメインテーマでしょうか。

 ❏ 呼び醒ませ、JH2ndスピリッツ!(中二魂)
始めはバンバン飛び交う中二ワードに戸惑いっぱなしでしたが、めげずに見続けているうちに、何となく
その意味が理解できるようになってきました。
おそらく、中二病の世界に触れることで、封印されていた自分の中の内なる中二魂が、永い眠りから
解き放たれようとしているのでしょう。
中二的解説はそれくらいにして真面目な話をすると、言葉のチョイスが絶妙なんですよね。
一定の法則とまではいかなくとも、ちょっと考えればその意味が理解できる中二ワードを使っていますし、
主人公がその正しい訳(一般的な言い方)をツッコミという形で教えてくれます。
なので、それを無意識のうちに脳が学習し、新たな中二ワードが出てきても瞬時に脳内翻訳が可能と
なるのです。それはまるで、自分がバイリンガルにでもなったかのような気持ち良さ。
これが出来るようになると、一段と面白さが増してきます。

 ❏ 部屋を明るくして離れて見てね
OPもEDもノリが良くて覚えやすい曲です。
それだけでなく、曲の中できちんと作品の世界観を表しているのも 好感が持てます。
ED曲なんて、中二病丸出しと分かっていても格好良い。
思わず一緒に歌いたくなるというか、騙されたと思って一度歌ってみてください。すげー気持ち良いから。
この局のPVで顔出しをされているZAQ氏ですが、曲作りだけでなく歌も上手いという多彩っぷり。
作る側に専念すれば、アニソン界を席巻しそうな予感がするのは私だけ?
畑亜貴氏やこだまさおり氏を脅かす存在へとなるのでしょうか。
(ZAQ氏についての考察はひだまりスケッチ×ハニカムの記事を参照してください)
激しい点滅を伴う(ように見える)OPの映像も、すぐに目に優しいものへと差し替えました。
ネット上での反応を見たのか、局へのクレームがあったのかは分かりませんが、そこら辺の対応の速さも
さすがです。

 ❏ 際立つ存在感
アニメ界全体のレベルが上がってきているので、ハルヒやけいおん!の時のような一大ブームを引き起こす
のは難しいかもしれませんが、クオリティ自体はそれらに全く引けを取っていません。
実際、「中二病」という言葉を一気にネット流行語レベルまで押し上げてもいますし。
京アニが世間(主にアニオタとネット民)に与える影響力は未だ健在。
私個人としては特に京アニ信者って訳ではないのですが、そういう贔屓目なしにしても面白いです。
あと、たまに見せる素の六花がとてつもなく可愛くて困る。

P.S
実はHPがかなり充実しています。
そこでTwitterアイコンの配布をしているのですが、その数が多すぎて困る。
全部で90種類以上って、選ぶのが大変だわ。

中二病でも恋がしたい!公式HP
  
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PSYCHO-PASS(サイコパス)の感想及び評価

PSYCHO-PASS(サイコパス)見ました。
  《作品概要》(Wikipediaより抜粋)
シビュラシステムが構築され、人間のあらゆる心理状態や性格傾向を計測する値、通称「PSYCHO-PASS」(サイコパス)が導入されて間もない未来世界(西暦2112年)。大衆は、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測されており、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた。
この物語は、そのような監視社会のある都市で治安維持のために働く、公安局刑事課一係所属メンバーたちの活動と葛藤を描く。

 ❏ 大人バンザイ!
賛否両論あるみたいなので私個人の見解を先に述べますが、めちゃくちゃ面白いです。
その一言だけで十分。それさえ伝われば、これ以降の文は読んでも読まなくても構いません。続きを読む


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