神撃のバハムートGENESIS見ました。
  《作品概要》(公式HPより抜粋)
陽気な賞金稼ぎの青年ファバロは、実直な騎士カイザルに追われていた。
カイザルを煙に巻きながら、いつものように賞金のかかった荒くれ者退治に向かう。
時を同じく空から一人の少女が落ちてくる。 少女の名はアーミラ。
謎の少女アーミラは酒場で極北の地「ヘルヘイム」への近道を知ると豪語していたファバロを見つけ、道案内を頼むが……。

 ❏ こいつ、普通じゃないぞ…!?

ソーシャルゲームが原作ですし、事前情報も少なく、決して目立つ存在ではありませんでした。
そのようなマイナス先入観からのスタートという補正を差し引いたとしても、かなり上々のデキ。
そして、何気なく惰性で見ている人や、萌え以外に興味が無い人は見落としてるかもしれませんが、
この作品にはアニメの新たな可能性が詰まっています。


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ハイクオリティーな作画を始め、小洒落た演出や迫力のあるカメラワークなど、コアなアニメファンも
納得の出来栄え。
1話で頑張りすぎな感はありますが、予告映像等を見る限りでは、既に数話先まで完成している
ようなので、しばらくはこのクオリティーを期待できそう。

内容的には、たま~にある大人向けアニメに分類されるかと。
世界観は中世で、魔物やら悪魔やらを召喚するという若い世代が好きそうな設定ではありますが、
その中身は大人の方がハマりそうな感じです。
アニメとしてのレベルは高いですが、それだけではよくあるアニメの1つ止まり。

 ❏ 「視・聴」するということ

真のポイントはここから。
この作品の最大にして最強の特徴が、「音」に対する異常なまでのこだわりと、その使い方。
TVアニメでは滅多にお目(耳)にかかることのできない5.1chサラウンド放送。
サラウンド環境がある方は、その迫力と音質に圧倒されるのではないでしょうか。
無い方も、最低限ヘッドホンは必須です。

音質もさることながら、BGMの使い方が斬新極まりない。
話の展開に合わせてBGMも展開したり、キャラクターの動きにシンクロして曲の盛り上がりが
ピークを迎えたりと、これまでのアニメにはない音による演出が使われています。
(絵と曲のスポッティングというそうです)
なかなか言葉で説明するのは難しいのですが、BGMをSEのように使っていて、まるでミュージカルや
舞台劇を見ているかのような感覚。

音楽もオリジナル曲なのはもちろん、打ち込みではない生楽団・生コーラスの生演奏音源を
使用していて、贅沢なことこの上ない。

こういう音の使い方を思いついたとしても、それを実現するためには多大な手間と労力と時間とお金が
必要な訳で、普通のアニメではアイデア止まりだったりするのですが、この作品では何故かそれが
完璧な形で実現してしまっています。
こんな超贅沢な使い方ができるんだと驚いたというか、参りました。

昨今のアニメ業界の音楽事情といえば、澤野弘之氏のSawanoHiroyuki[nZk]が新鮮さとキャッチーさで
猛威を奮っていますが、その一歩先を行くような音楽の使い方をしているかと。
音に関しては圧巻の一言ですね。

 【まとめ】

この作品で改めて「音」の持つ力と大切さを思い知らせました。
現時点では最後までこの方式(クオリティー)が保たれるのかは不明ですが、個人的には
1話につき2度ずつ視聴することをオススメします。
1度目はストーリーと絵に集中し、2度目は音楽に意識を置きながら視聴する。
かつてこのようなタイプのアニメが存在しなかったため、それに慣れるまでは、1度で全てを
堪能するのは至難の業ですから。

ソーシャルゲームのイメージや、中世でファンタジーな世界観が苦手という方も少なくないと思います。
また、キャラデザも独特ですし、主人公のタイプ(性格)も今のアニメの主流とは少し異なります。
そのため、好き嫌いが別れて見る人を選ぶ作品だというのは事実。
そのような理由から、この作品を堂々と推すのはかなり勇気がいる行為だとは思いますが、
その選択は間違ってませんよ。

まぁ、この作品がツボにハマるのは、おそらくだいぶ目と耳の肥えた大人な世代だと思うので、
今さら他人の評価なんて気にするようなタイプではないでしょうけど。
悪く言ってる人はアニメ歴の浅いお子ちゃまか、うすらぼんやりと上辺だけしか見ていない人なんだな、
くらいに軽くあしらえば良いだけですし。



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