ばらかもん見ました。
  《作品概要》(Wikipediaより抜粋)
書道家の半田清舟は、ある受賞パーティーで、自作を酷評した書道展示館の館長を殴ってしまう。
見かねた父親は半田に「自分の人間として欠けている部分」を見つけさせるため、彼を自然豊かな五島へ送り込む。

そこで彼は天真爛漫少女・琴石なるをはじめとする個性的な島民達と出会い、親交を深めていく。
田舎独特の人間関係に戸惑いながらも、半田は新しい何かを見つけ始めていた。

 ❏ なるカワイイ

斬新なストーリー展開でもなければ、目を引くほどのインパクトの強い作品でもありません。
見知らぬ土地で心温かい住人と触れ合っていくうちに、人間的に成長していくという、よくあるお話。
ですが、それ故にシンプルでシンプルなシンプルに面白い作品です。
設定ではなく人間を描いているので、間口が広く、ユルく見ていられます。



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おそらく製作側も一番力を入れていると思いますが、とにかくなるちゃんが可愛い。
動き、表情、行動、思考、一挙手一投足の全てが可愛い。
ストーリーに絡んでない時も、ちゃんとなるちゃんらしく動いていて目が離せません。

ガチ声優ではなく子役が演じているのですが、これには賛否両論ありそう。
個人的には賛。

滑舌があまり良くないのに加えて、方言も混じっているため、若干聞き取りにくい部分はあります。
ですが、それが逆にリアルな子ども感を出しているのと、ちゃんと感情表現ができているという点が
マイナス部分を超えていて、結果としては大幅にプラス。
こなれたガチ声優だったら、ここまでの純粋な可愛らしさは出ていなかったと思います。

とても良い味を出しているのですが、これは今しか出せない味だというのが唯一の難点。
現在小学生(と思われる)なる役の原涼子氏が成長するにつれて、完全な別声になってしまうことが
予想されるため、時間を置いて続編とかが難しくなってしまう。
今回で完結で続編無しっていうなら、特に問題はありませんが。

 ❏ ガンガンいこうぜ!

個人的な好みなのか、実力のある原作が多いのかは分かりませんが、今期はガンガン系列の
アニメが面白いです。
この作品の他にも、月刊少女野崎くん、アカメが斬る!、黒執事等、どれも強くオススメできるレベル。

ガンガン系列の雑誌は昔からメディアミックスに強く、アニメ化を前提として作る漫画も多いため、
実際にアニメ化した際の問題点や違和感が少ないのが特徴。
そうして蓄積したノウハウが、ここに来て開花しているということでしょうか。

どの作品にも共通して言えることは、キャラがしっかり立っているため、ラノベのようにわざわざ
凝りに凝った設定を作らなくても、キャラ同士の掛け合いだけで十分面白いということ。

昨今のラノベは、他作品との差別化を図るために、設定が段々と複雑になりつつあります。
それはそれで読み応えがあって良いのですが、1クールのアニメに向いているとは思えない。
削らなければいけない部分が増えたり、無理やり詰め込んでみたり、文字でしか伝わらない
難しい言葉や専門用語を耳だけで聞き取って理解しなければならなかったりと、原作を読んでいない
初見さんに厳しい内容が多いのも事実。
それが好きな方には堪らないのでしょうけれども、それらが苦手な人は敬遠しがちで、見る人を
限定させてしまってる部分があるのはもったいない。

その反面、漫画原作(特にガンガン系列作品)は、シンプルで老若男女誰でも楽しめる
懐の広さがある。
アニメの原点と言うか、昔ながらのアニメらしいアニメ。

もちろん、アニメの好みは人それぞれなので、どちらが良いとか悪いとかはありませんが。

 【まとめ】

人情物語としては、これといった目新しさは無いものの、主人公やなるを始めとした登場人物が
どれも魅力的で飽きが来ない。
かなり原作力(原作そのものの面白さ)が高い作品なので、アニメ化してその面白さが失われていく
ということは考えにくいですし。

アニメじゃなくドラマでも成立するとは思いますが、なるの可愛らしさはアニメならでは。
(●リコン的な意味ではなく)なるちゃんだけをずっと観察していたいくらい。
というか、実際そういう見方でも全然楽しめる作品だと思います。


  
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