魔法科高校の劣等生魔法科高校の劣等生見ました。
  《作品概要》(Wikipediaより抜粋)
かつて「超能力」と呼ばれていた先天的に備わる能力が「魔法」という名前で体系化され、強力な魔法技能師は国の力と見なされるようになった。
20年続いた第三次世界大戦が終結してから35年が経つ西暦2095年、魔法技能師養成のための国策高等学校の一つ、国立魔法大学付属第一高校に、エリートとして将来を約束された「ブルーム」(花冠)の妹と、その補欠である「ウィード」(雑草)の兄が入学した時から、波乱の日々の幕が開く。

 ❏ ザ・KADOKAWA

SAOやAW等と近い空気を感じる、いわゆる角川ファンタジー系のメインストリーム的な作品。
何としてでもヒットさせようとする角川さんの圧力が半端ない。



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魔法学園という使い古されたような設定ではありますが、その切り口が新鮮なのと説得力のある
世界観の構築によって、古臭さは感じさせない作りとなっています。
また、ブルーム・ウィード共にキャラクターが立っているため、それぞれの関係性や絡み方を
色々想像できて楽しい。

ただ、設定やキャラクターが細かく作り込まれているが故に、その説明無しでは成立しない。
下地というか土台作りの説明パートが非常に懇切丁寧。
そのため、序盤は若干テンポが悪く、続きが見たくなるような引きのある展開とは言い難い。
正直、序盤だけを見て評するならば説明だらけの凡アニメと言わざるをえない。

おそらく、視聴者に一通り世界観を理解してもらってから、本格的にストーリーを動かし始める
ということなのでしょう。
その分、説明や描写は丁寧ですし、自分で色々調べなくてもアニメ本編だけ見ていれば、
ある程度のことは理解できるようになっています。

説明に2~3話かけられるんだから、その後のストーリーによほどの自信があると見て良いのかも。
実際、端々にその片鱗は見え隠れしてますし、我慢して力を溜めた分だけ、その爆発力は大きそう。

 【まとめ】

だいぶスロースターターなので、面白くなるまで見続けるには忍耐力が必要ですが、派手なだけで
中身がスカスカな作品に比べれば好感が持てます。
できれば、夕方の枠で1年とか長いスパンで見ていたい。
そういう点も含めて、古き良き時代の硬派なアニメを彷彿とさせます。

逆に言えば、今の流行りとは少し外れるタイプの作品なので、ド派手で展開もスピーディーな今風のSFが
好きという方には向かないかもしれません。
魔法は使うものの、基本的には学園内の出来事なので、内容的にもやや地味な印象ですから。

原作の評価も高いですし、角川さんが力を入れてるだけあって、アニメ自体は良く出来ています。
アニメ内で得られる情報が蓄積されればされるほど面白くなっていくタイプの作品なので、序盤だけでは
ピンと来なかった方も、長い目で見てると急激に面白く感じる時が来るかもしれません。
このままダラダラと行く可能性も否定は出来ないので、このまま見続けるべきか、早々に切るべきか、
個々人のアニメ勘が試されそうな作品です。


 
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