辛口アニメ評論ブログ

新アニメの感想を辛口で勝手に述べまくるブログです。

2013年01月

THE UNLIMITED -兵部京介- の感想及び評価

THE UNLIMITED -兵部京介- 見ました。
  《作品概要》(公式HPより抜粋)
椎名高志原作「絶対可憐チルドレン」に生まれた偽悪のヒーロー・兵部京介がオリジナルストーリーによるスピンオフ・アニメーションとなって登場!!  刻(とき)の運命にあらがって、無限を解き放て!!
 ❏ 誰向け?誰得?
正直、放送前は皆さんと同様に「絶チルの2期ならまだしも、そのスピンオフでオッサン(見た目は若いけど)が
主人公のアニメなんて誰が見るんだよ!」って私も思ってました。
絶チル放送から4~5年が経過していて、熱心に原作を追っているファン以外は記憶も曖昧なはず。
何故このタイミングで、そして誰に向けて作っているのか?という疑問が拭えないまま放送がスタート。
案の定、ザ・チルドレンは脇役としての登場にとどまり、実質的な萌え対象はロリ幼女(&動物くぎゅう)のみ。
いよいよもって、本格的な迷走状態に突入か?と客観的には捉えられるものの、結果として私が好き好んで
見ているという現状。どうやら、私向けに作られているっぽい。
起用されているキャストとか、登場するキャラの男祭りな感じから考えるに、一応は腐女子をメインターゲットと
して想定していたと思われます。
しかしながら、実際は結構硬派な内容で、各話の中にしっかりとしたストーリーが込められいますし、
絶チルには無かったようなカッコ良さやクールな雰囲気は男性から支持されてもおかしくはない。
題材はエスパーとノーマルですが、要は差別問題についての話。
エスパーじゃないにしても、差別問題は現実社会にも存在する訳で、そんなデリケートかつナイーブな
テーマを扱うのですから、遊び半分じゃできないですよね。
どちらの立場も理解できるため、結構奥深いものがあります。
むしろ、ちょっと軽めのノリが含まれる絶チル本編よりも、こちらの方が向いている気がします。
「今現在の絶チル(原作)を猛烈に支持している方」や「当時の絶チルが好きだったという方」には
あまり好かれない気がしますが、「当時絶チルを見ていて、今は大人だけどまだアニメも好きだよ」という方
には刺さるかもしれません。(←範囲狭すぎだろjk)
つまりどういうことかと言うと、「大人向けのアニメです」ってこと。
ある程度年を重ね、アニメキャリアも長く、萌えとかエロとかにはいちいち反応しないけど、まだまだアニメを
見るのをやめる気はないですよって方(この時点でかなり絞られます)が、薄暗い部屋で夜中に一人酒でも
飲みながら、現実とまどろみの間で揺れ動きつつ見るのには適しているかも。(←こんな人は微レ存?)
もう少し幅を広げるなら、作品の質や方向性は全く違いますが、サイコパスが面白いと感じてる方は、
このアニメも結構いけるんじゃないかな?って気がします(保障はしません)。

 ❏  兵部強すぎワロタww
何はともあれ、兵部が強すぎてパワーバランスが保ててない。
ただでさえ強いのに、変身してさらにパワーアップしちゃうんだから、範馬勇次郎並に負けが想像できない。
物語としては二転三転色々あるんですが、最終的に兵部の勝ちが見えちゃってるため、戦闘シーンでの
スリルやハラハラ感が足りないです。
HPのキャラ紹介にも、『襟につけた記章はリミッターとなっており、これを回転させ能力を解き放つことで
「アンリミテッドモード」とよばれる無敵状態となる。強いぜ!
』って書いてあるし。
もう少し対等な戦いであったり、ギリギリでの勝利とかがあった方が主人公らしいし、感情移入もしやすいかも。
ただ、それだと兵部のキャラが崩壊しちゃうっていうのもあるから。
ピンチで慌てふためく兵部なんて、兵部じゃない(少し見てみたい気はするけど)。
スピンオフで自分が主人公になったとしても、ダークヒーロー的なポジションというのは崩さない兵部少佐。
そうなると、アニメとしては王道ではなく邪道(変化球)系に分類される。
視聴者としては、少年漫画のように自分が戦っているという視点ではなく、第三者の視点から客観的に物語を
追うというパティーン。
まぁ、あまり努力を表に出さないチート系主人公が最近の流行りっぽいので、そこに抵抗があったり、とやかく
言う人は少ないと思われるので別に良いんですけど。

 【まとめ】
ラブライブ!同様、放送前の評価やイメージが低かったせいか、良い意味で意表を突かれた形となりました。
作画は大目に見るとして、話自体はよくできてますし、絶チルを知らない人でもエスパーという設定さえ理解
すれば十分楽しめる内容かと。
そうなると、「完全オリジナルアニメにしちゃえば良かったのに」という思いが出てくる。
確かに、兵部というキャラクターは魅力的ではありますが、これくらいの脚本が作れるならば、そこに固執する
必要は無かったようにも感じられます。
そのせい(絶チルのスピンオフという先入観)で、逃している視聴者も少なくはないはず。
アニメはいざ始まってみないと分からないことも多く、食わず嫌いって損だなと改めて感じさせられた1本です。
ぶっちゃけ、円盤の枚数はそんなに多くないと思われますが、懲りずにこういうアニメを作り続けて欲しい。
まさに、隠れた良作。それを自分で発見できたという悦びこそが、アニメを見る醍醐味だと思います。

THE UNLIMITED -兵部京介-公式HP

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GJ部(グッジョぶ)の感想及び評価

GJ部(グッジョぶ)見ました。
中身はオーソドックスな日常系アニメ。
原作は四コマかと思ってたけど、ラノベなのね。
それ以外はこれといって特筆すべき点もないので、短めにまとめたいと思います。

 ❏ 需要と供給理論
内容はユルく、キャラも普通。
ネタが飛び抜けて面白いかと言われればそうでもなく、アニメとしての表現にも驚きや新鮮さは感じません。
部室で目的もなくただグダグダするという内容や軽いハーレムっぽい展開、ありきたりなキャラ。
こういうアニメはもう見飽きました。ハッキリ言って、眠い。
では、なぜ未だにこういうアニメが量産され続けるのかと言えば、そこには需要があるからでしょう。
アニメが量産され続けているのに伴い、アニメを見る人も右肩上がりで増え続けています。
=どの時代にも、新規でアニメを見始める(アニメに目覚める)人が少なからず存在するということ。
そのようなアニメビギナーにとっては、日常系アニメだって新鮮で面白いものだと感じるハズですし、
アニメの基本を学ぶにはうってつけです。
初心者が日常系アニメを見ずに、いきなり「ささみさん」のような変化球アニメを見たところで、混乱するだけ。
基本を知ってこその応用ですから。
私だって、「らき☆すた」や「ひだまりスケッチ」を初めて見た際には衝撃を受けました。
ですが、それから数年経ち、昨日今日アニメを見始めた方にとっては、それらの作品を知らないのが当たり前。
それでも、色んなジャンルのアニメとの出会いは、どの年代に生まれても平等であって然るべきだと思うので、
いつの時代にもありきたりな日常系アニメは必要ですし、今まさにそれを求めている人もいるはずです。
よって、アニメビギナーからすれば、GJ部こそが我々にとっての「らき☆すた」や「ひだまり」的存在になり得る
ものだと言えます。だから、これで十分。
ベタだろうが新鮮さがなかろうが、これこそがこのアニメの目指す形であって、正しい形なんです。
つまり、コアなアニヲタはハナからターゲットに含まれていないということ。
そのように、「ターゲットはアニメビギナー」と明確にしている点は高く評価できます。
だって、自分に向けて作られていないということが早い段階で判れば、未練なくすんなり切れますから。
ただ「つまらない」のではなく、「私にとってはつまらない」のです。(←これ大事)
なので、このアニメが「ありきたりで面白くない」と感じた方、それは同系統の類似アニメを嫌というほど
見てきた証拠です。
そんなあなたは、誰が何と言おうと純然たるコアなアニヲタなのです。おめでとうございます。

 【まとめ】
アニメとして見た場合、同系統の他作品と比べて著しくレベルが低いという訳ではないです(OPを除く)。 
あとは、前述した通り、個人の好みの問題。 
アニメ戦国時代に、何の武器も持たずフンドシ一丁で飛び込んで来た勇気は買いますけど。
今期は5分アニメがたくさん作られているのに、なぜこのアニメが30分なのだろうか。
これこそ、「ザ・5分で十分アニメ」の代表格って感じなのに。

GJ部(グッジョぶ)公式HP
    
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まおゆう魔王勇者の感想及び評価

まおゆう魔王勇者見ました。
元々は某巨大掲示板からスタートした作品が、ファンや有志たちの手によってアニメ化にまで発展した作品。
それだけ支持されているということですし、かなり熱めのファンがいることから、アニメを作るにあたっても
下手なことは出来ないですよね。
勇者と魔王が手を組むという最初の設定こそ変化球ですが、内容そのものはド直球の本格派。

 ❏ ザ・ラノベ
大元はラノベじゃないのに、「これぞラノベの王道」と言っていいくらいラノベラノベしています。
長台詞が多く、あえてお固い言葉遣いや小難しい言い回しをするところなんか特に。
設定や世界観の説明なんかも全てキャラの掛け合いで行ったりで、「朗読劇か!」って叫びたくなる。
なんか、そういうのを戯曲小説って言うらしいですよ。
それが悪いとは言いません。ただ、アニメにするなら もう少しユルく砕いてみても良いのでは。
そして、会話が中心となる分、画面が地味。
この点についてが最大の課題で、アニメとしてどう魅せていくかがポイントとなりそう。

 ❏ 魔王萌え
これ、魔王様が飛び道具すぎるでしょ。
メインヒロイン(?)としては珍しく巨乳。それも尋常じゃないくらい。もう、そこばっか見てまうわ。
それを除けば、ビジュアル的には正統派ヒロインって感じですかね。
人前ではキリッとして魔王の威厳を保ちつつも、勇者の前ではデレるという典型的なギャップ萌え。
それでいて、ちょっとドジっ子って、キャラとしてスキがない。
あみっけの声も(ややホロっぽいのも含めて)抜群に良いですし、個人的にこういうタイプに弱いわぁ。
萌えるを通り越して、悶えそうになってまう。

 ❏ ブレてな~い
世界観としては、よくある中世RPG的世界。それも、かなりベッタベタな。
しかしながら、OPから本編、EDとブレずに一つの世界観を貫き通しているのは素晴らしい。
同じような世界観(?)のSAOが、衣装や武具に現代風のデザインを取り入れているのに対し、こちらは
古風で見慣れたデザイン。
勇者なのに地味で質素な感じが、逆に物語のリアリティというか説得力として機能している。
そして、キャストの安定感も魅力。
変にキャリアも実力もない謎の若手を使ったりせず、また、旬の声優にも飛びついたりもせず、きちんと
各キャラに最適な声優を選んでいます。
本来ならそれが当たり前なことなんですが、色々な思惑が複雑に絡み合う昨今のアニメ業界では、なかなか
それが出来ていないことが多いので。
あとは、CGの使い方も特徴的。
大量のモブを全部CGにしてみたり、カメラワークを派手にしてみたりと、かなり大胆に使っている印象。
話の展開上、どうしても画的に地味になりがちなので、それをCGでカバーしようとしているのかと。
ややミスマッチな感覚も無いことは無いですが、まぁ許容範囲内。
ただ、背景だけは何故か、あまりアニメでは使われない水彩画っぽいものを使用。
室内はまだ良いんですが、外の背景(風景)が独特すぎてキャラクターの描き込みとの差が気になってしまう。
なんか絵本みたい。

 【まとめ】
ライトな内容のアニメが主流となっている中、久々に見る重厚な本格派アニメって感じです。
壮大な内容で凄く見応えがある。
その反面、会話を聞き漏らせませんし、その内容を理解するために常に頭をフル回転させながら
見なければならない。
深夜に眠気と戦いながら、ボーッと気軽に見れる感じではないですね。
それを面白いと取るか、面倒臭いと取るかは個人の好みの問題。
なので、万人向けとは言えませんが、最近のユルアニメに辟易している人にとっては救いとなる作品かと。

まおゆう魔王勇者公式HP
「まおゆう魔王勇者」TVアニメ公式サイト

    
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ラブライブ!の感想及び評価

ラブライブ!見ました。
放送開始前から、やれ「アイマスの二番煎じ」だの「CGアニメ乙」だの後ろ向きな前評判(←前後どっちやねん)
が多かったからか、ハナからハードルが低めに設定されていました。
正直、そんなに期待もしてませんでしたし。
そのせいなのか、実際に見てみると思ったより悪くない。
例え、マイナスな前評判を聞いてなかったとしても、そこそこ面白いのではないかと感じている自分がいる。

 ❏ ニセマス
舞台や設定は全然違うものの、多人数アイドルものというジャンルである以上、アイマスとの比較は
避けて通れない。
にもかかわらず、あえてそこにぶつけてきたということは、よっぽど内容に自信があるのか、アイマスファンの
おこぼれをもらおうとしてるのか、どちらかだと思うのですが。
制作側には全くそんな意図がないにしても、視聴者はそう思っちゃうのが普通。
今後もアイマスの幻影と戦い続けることになる気がする。
細かいことはよく分からないですが、ファン投票でユニットやセンターが決められているらしい。
一般の視聴者からすれば、そんなことはどうでもよくて(というか知らない人が大半)、アニメとして世に
発表されている以上は最後まで責任を持って作ってください。
失敗したとしても、「投票で決まったから」なんていうのは、何の言い訳にもならないです。

 ❏ HDS(ハイブリッド・ダンス・シーン)
事前に放送されていたPVやCMでは、CGキャラがダンスしているシーンが使われていたため、AKB0048
みたいにダンスシーンはフルCGなのかと思ってましたが、そうではなかった。
割り合いとしては7:3~6:4くらいで手描きの方が多い。
CG自体のクオリティー(主にダンスのモーション)は割りと高く、アイカツ!よりも人間味のあるダンスをしてます。
また、CGと手描き絵の融合に特に力を入れていて、違和感を少なくするための努力と工夫が感じられます。
手描きとCGとではフレームレートやカメラワークが異なるので、さすがに動きで分かってしまうのですが、
引きの構図だったり、アップだったりすると案外違和感はありませんでした。
ただ、ここまでやるんだったら「全部手描きでいいじゃん」って思ってしまう。
おそらく、サンライズが本気を出せばそれも不可能ではないと思いますが、今後のアニメ業界のことを考えると
CGのノウハウを蓄積していくことが現在の最重要課題ですから。
キングダムの記事でも述べましたが、作画の負担を減らすためにもCGの活用は必要不可欠。
まずは動きの多いダンスシーンからCGに移行し、徐々に本編にもCGが使われるようになるのでしょう。
今では、多くのアニメにおいて乗り物や背景モブのCG化は当たり前なことになってきてますし、それが視聴者
にも普通に受け入れられていますから。
ダンスシーンに限らず、手描きパートを凄く頑張ってる印象はあります。
このクオリティーをどこまで維持できるかが勝負の分かれ目。

 ❏  2次元と3次元の境界線上のホライゾン
アイマス同様、中の人がリアル世界でライブ活動を行ったりすることが、このアニメの最大のウリ。
それも、歌はもちろん、振り付けなんかもアニメと同じものらしいです。
ファンからすれば、まるでアニメの世界から飛び出してきたかのような感覚を味わえるとか。
色んな形でファンを楽しませたいという考えは、とても良いことだと思います。
ただ、それが出来ることがキャスティングの前提条件となってしまっていることが問題。
ある程度歌ができて、尚且つダンスも出来る人って声優界の中では限られてきます。
さらには、人前に出せるだけのレベルに仕上げるためには、それなりの稽古も欠かせない。
ということは、時間的に余裕のある人の中から選んでるってことでしょ?
それってつまり、声優としてはまだまだアレな方が多い訳で。
本職は歌手や女優で、このアニメが声優デビューの人もいたり。
その感じが、アニメからもひしひしと伝わってきます。
良く言えば初々しい、ハッキリ言えば棒。
プロジェクトとしてやりたいことは理解できるのですが、その屋台骨でもあるアニメ本編に影響が出てしまう
ようでは本末転倒なのではなかろうか。
アニメとしての完成度を上げるには、安定したキャストで固めた方が良かったかもしれません。

 【 まとめ 】
内容については、良い意味で裏切られたというか、なかなか面白い部分もあると思います。
CGもさほど気にならず、アナフィラキシーショックを起こすほどではないかと。
作画も頑張っていますし(現時点では)、このアニメにかなり力を込めているのが伝わってきます。
アイドルものの心臓とも言える楽曲についても、実力派を起用した安定感のあるものばかり。
細かい点で言えば、キャラの表情が多彩で凄く良い。
ほんの一瞬だけだったりするので見逃しがちですが、1話の間に色んな顔をするので感情を読み取りやすい。
これは簡単そうですけど、なかなか実践できてるアニメは少ないです。
このように、良い点も多いだけに、不可解キャストが悔やまれます。
そこさえしっかりしておけば、世間の評判をひっくり返す可能性があったかもしれないのに。
非常に惜しいというか、もったいない作品ですね。
まぁ、それを差し引いても、ややプラスにはなると思うので、見ていて損はない…かな。

ラブライブ!公式HP
  
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