超速変形ジャイロゼッター見ました。
一見、子供向けかと思いきや、やっぱり子供向けでした。
大きいお友達向けロボットアニメではお馴染みである、戦うことの意義や葛藤、生死の間で繰り広げられる
人間ドラマや恋愛要素なんかはバッサリとカット。
分かりやすさや爽快感を重視していて、それこそ小さいお子様でも十分理解可能な内容。
ここまで思い切ってくれれば、逆に気持ちが良いというか、そういうもんだと割り切って見れるのでOKかと。
某ガンダムA◯Eみたいに、中途半端にお子様層を取り入れようとして、大人からも子供からも支持されなく
なるよりは全然アリ。

 ❏ あくまでもお子様向け
この手のアニメはターゲットさえ明確にしてしまえば、あとは迷うことなんて無い訳で。
ポケモンだって、プリキュアだって、ターゲットを子供に限定しているからこそ成功しているんです。
大きいお友達も見てるからって、そこで変な気を出したら、さぁ大変。
視聴者は(大人も子供も)その辺に凄く敏感なので、下手なことをするとすぐに見放されます。
子供を狙うのであれば、子供を喜ばすことだけに専念して、それを最後まで貫いてください。

 ❏ CG、GJ!
CGにはかなり力を入れてます。
手描きとの融合も不自然にならない程度には出来てますし、手描きからフルCGへの切り替えも上手い。
CGならではのグルングルン回るカメラワークとかは、ダイナミックで迫力があります。
ただ、人が操縦してるにしてはロボットの動きがぬるぬるし過ぎて気持ち悪い。
タイバニのスーツみたいに、人が中に入ってるように感じてしまう。 
EDのダンスも面白いですけど、ロボットに見えないって。
まぁ、前述した通り、リアルさを求めても仕方ないので、こういうものとして楽しめば問題無いですが。

 ❏ はたらくクルマ
トヨタ、日産、マツダ、三菱、スバル等、大手自動車メーカーが全面協力なのも面白い。
今後、実在する自動車がロボットにトランスフォームするかと思うと、お父さん世代もかなり胸熱。
最近は増えてきていますが、アニメと実在企業とのコラボって結構大事になってくるかも。
制作側にとっては、スポンサードしてくれればそれが新たな収入源となるかもしれないし、企業側にしてみても
CMと違ってBD化や映画化されても広告効果が残る。
視聴者もリアリティが増して親近感が湧くし、その企業のイメージアップにも繋がる。
しかし、程度にだけは気をつけないと、逆効果になる危うさはあります。
広告だらけになってしまうと、さすがに引いちゃいますから。
ちょうど良いバランスを見つけてやって欲しいですね。

 ❏ 小っちゃいことは気にすんな
いきなり戦闘に巻き込まれた主人公の状況把握力と適応力がハンパないとか、バトルのノリが軽すぎて
緊迫感がないとか、自動車とロボットのサイズが吊り合ってなさそうとか、大人が見ると気になってしまう部分は
少なくありません。
それも子供が楽しめるように工夫した結果だとすれば、致し方ないこと。
あくまで、メインターゲットは低就学児童ですから。
そこだけ頭に置いて、少年に返ったつもりで見れば、大人でもそれなりに楽しめるアニメだと思います。


超速変形ジャイロゼッター公式HP



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