超訳百人一首うた恋い。見ました。
枠が枠なので、ゆるほも亜種かと思っていたのですが、意外や意外、今期のダークホース的存在。
食わず嫌いせずに見てみて正解でした。 
百人一首の句にスポットを当てて、そこから物語を解釈(想像)するという分かりやすい内容。

何が良いかって、やっぱ見やすさだと思います。 
歴史モノの中でも、特に平安貴族系は言葉が日本語でおkって思うくらい難解です。
なので、思い切ってそこを取っ払ってしまい、 舞台や登場人物はそのままに、言葉や感覚を現代風に
置き換えています。
さらには、時代背景や関係性、その後の出来事等についての解説もしてくれるので、あまり歴史や古文に
詳しくなくても楽しめます。現に、歴史&古文アレルギーの私でさえ面白いと感じてしまったくらいです。
絵柄も、女性向けのキラキラ系にせず、敢えてデフォルメしたり縁取りを太くすることで、男性でも嫌悪感なく
スムーズに受け入れられそう。
内容はさすがに女性が好きそうな色恋沙汰が中心となっていますが、笑える部分や感動的な部分もあって、
結構充実しています。

OPとEDは敢えて和のテイストとは真逆のものを採用して、本編とのギャップを演出。
インパクトは強いですけど、それが良いかどうかと言われると判断に困ります(特にED )。
せめて、どちらか一方は無難なものでも良かったような。

基本的には女性向けに作っているので、どうしても肌に合わない人はいると思います。
そういう場合は、無理してまで見ることはないですが、先入観でハナから見ないと決め付けるのには
もったいない作品。
期待せずに何となく見てみたら案外面白かった、っていうくらいが調度良いのではないでしょうか。

超訳百人一首うた恋い。公式HP


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